マイホーム

化学物質が社会問題になって、マイホームが実現しても、さまざまな健康被害に苦しみ、訴訟問題にまで発展する例が増加している。これらの問題は解決が難しい。現在、環境省、厚生労働省、経済産業省、更には住宅そのものを監督指導する国土交通省における統一した見解がなく、各省庁の思惑が先行している。人の性格は一○人いれば一○人とも異なるように、味覚、聴覚、触覚、臭覚も異なっている。このことが解決を難しくしているのではないか。例えば、ある工務店の、平成一三年二月末に完成したモデルハウス「健康の館『憩」」では、構造材、造作材、内装材、水道配管、サッシ、接着剤や塗料にいたるまで自然素材を使用しており、床も無垢の無塗装材にして自然素材を原料とするワックス以外に使用していないが、臭いが気になると言う方もおられる。この臭いとは、構造材の桧(ひのき) の臭いであったり、ワックスの臭いであったり、人によってさまざまである。普段は遊び道具でも緊急時には非難用具になる設備もあると安心です。←こちらではさまざまな不動産を見られます。
また、体の異常で悩んでおられるお客様から相談を受け、壁、天井に張られていた塩ビクロスをはがして珪藻土(けいそうど) の塗り壁にし、現在のフローリングの上に無垢材で無塗装のフローリングを張る工事を行なったが、珪藻土を塗る前の養生に使った水性シーラーの臭いが気になると指摘を受 けた。これは乾くと無臭となり、この上に下塗り材、上塗り材の施工を施すので、通常ほかの人には全く臭いは感じられないが、このお客様の場合、敏感に反応することがわかった。施工する者が、このような個人の事情に対する理解がないと施主にとって快適な生活は保証されないばかりか、トラブルの原因となる。

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