医・殖・住

これまで衣・食・住の中で、人間が健康に生きるための食と住について考えてきたが、ここでは言葉を換えて、医・殖・住の三つの言葉の組み合わせが我々の生活の基盤になっていることを多くの方に訴えたい。医とは人間の健康のことであり、殖とは成長させる、即ち心や社会性を養うこと。住は医と殖を育むための器でなければならない。持ち家派か賃貸派かという論議があるが、必ずしも持ち家でなければならないということはない。ところで、不動産といえば、←こちらのサイトがお勧めです。但し、問題なのは、賃貸借住宅として建てられる家が、あまりに粗末に造られていることである。欧米に比べても格段の差があり、一定の面積の中でいかに収益をあげるか、そしてそのために建築コストを如何にできるだけ安く、工期も短く、より多くの貸室を設けるかが命題となる。受注を確保するために各業者は、これらのシミュレーションを行ない、企画書を地主に提出する。この中で賃借人を考慮した部分と言えば、車社会に即応した駐車場の確保のみである。最近のことであるが、三九平方メートルの居室一○戸の木造アパートの建築が二○日間で完成したと聞いた。どんなに多くの職人を配置したとしても、物置に近い建物ではないかと疑いたくなる。生産される多くの建材の中には、豪華に見せるものもあって、仮の住まいでも、より新しく、見た目もきれいなところに住みたいと思う気持ちはわからなくもない。賃借人の意識が変わり、医と殖に対するきちんとした考え方を持っていれば、収入に比して高額な家賃も十分有効になるのではないだろうか。

EZ008_L