住宅建築

建材に含まれるホルムアルデヒドの濃度は、FcO、Fcl、Fc2およびEO、E1、E2と表示されているが、この表示はホルムアルデヒドが全く含まれていないことを意味するものではない。含まれている量を表示したものであるから誤解しないようにしていただきたい。これからの住宅建築において、施主側が留意すべきことは、間取りや外観ではなく、家族の健康状態を施工側に伝え、その反応を見ることである。東京大学大学院教授の柳沢幸雄先生の話によれば、地球上から化学物質を全くなくすことはできない。自然界にはあらゆる物質が存在し、この全てを解明するためには何億年という年月がかかるということだが、人工的に作り、地球環境を汚染することは避けなければならない。最近頻繁に流れているテレビコマーシャルの中に「低ホルムだから安心」というのがある。これは「赤信号、みんなで渡れば怖くない」ではないが、「低ホルム、多く使えば高ホルム」につながる。有った方が良い設備やしっかり固定したり守ったりしなければならない設備もある。←いろいろな設備はこちらのサイトから確認してください。高気密・高断熱住宅の問題は、気密性の高い住宅で全てを強制換気のみに頼る考え方に問題がある。自然環境を守り、自然とうまく共生していくなら住環境の悪化を招くことはない。各地でさまざまな試みがなされているように、自然界に含まれているものは別として、人工的な物質が含有された建材を使わなくても住宅は建てられるのである。生活が豊かになった割には、生活の基盤である住宅そのものに対する知識が、欠落しているのではないかと思われてならない。毎日の掃除が簡単で、建てたら最後、手入れを必要としない建材を求める横着な暮らし方が身に染みてしまったのではないか。

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